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下肢静脈瘤 治療情報 |
下肢静脈瘤とは
足の血管がこぶのように膨らんだ、足がつる、むくむ、疲れやすい、皮膚が変色した、かゆい…これらは下肢静脈瘤の症状です。
下肢の血液は、足の運動によって心臓に戻っていきます。また静脈には、血液の逆流を防ぐための弁がついていて、血液が重力に負けて下へ引かれ逆流しないようにくい止めています。この逆流防止弁は、足の付け根や膝の裏など、太い静脈血管の合流部で壊れやすく、これが原因で血液は逆流し、足の下の方に血液が溜まり、静脈がこぶのように膨らむのです。
下肢静脈瘤の症状と治療法
よくみられる症状(合併症)
下肢静脈瘤以外の疾患からもおこるものもありますのでご注意ください ☆足の血管が浮き出てみえる ☆足がむくむ、痛む、だるい、重い、疲れやすい ☆足に熱感があったり、しばしば足がつる(こむらがえり) ☆足がかゆい、治りにくい湿疹がでたり皮膚が黒ずんでみえる ☆足に潰瘍ができている(皮膚が破れて出血がある) 下肢静脈瘤の治療法
●保存療法(圧迫療法) 医療用の弾性ストッキングや弾性包帯で、下肢に適度な圧力を与えることで下肢に余分な血液がたまることを予防し、下肢の深部にある静脈(深部静脈という下肢静脈の本幹)への流れを助けます。 医療用の弾性ストッキングは、医療施設で取り扱っているものが効果的です。薬局やスポーツ店で販売しているストッキングやサポートグッズは、効果的には劣ります。 以前と比べ、現在の医療用弾性ストッキングは、デザイン的にも改良されサイズや仕様にも選択肢が増えてきました。 ※弾性ストッキングなどによる圧迫療法は、あくまでも進行防止・現状維持が目的で、下肢静脈瘤そのものが治るわけではありません。しかし、下肢静脈瘤の治療上とても重要です。 ●硬化療法 本来なら、手術で引き抜いたり縛ったりしてしまう静脈の中に、硬化剤という薬剤を注入し、静脈の内側の壁と壁をくっつけてしまったり、血栓(血のかたまり)をつくり詰めてしまう方法です。 硬化療法だけで、すべての下肢静脈瘤が治療できればよいのですが、軽度の静脈瘤以外には有効とはいえません。 ●ストリッピング手術(静脈抜去手術) 下肢静脈瘤の根治的な治療法として古くから行われている手術で、弁不全をおこしている静脈を引き抜いてしまう手技です。施設により異なりますが、入院の場合(5〜7日)は、全身麻酔あるいは下半身麻酔下で行います。 また最近では、外来日帰り手術を行っている施設もあります。この方法は再発率が低く、一番確実な治療法です。ただしこの手術は、静脈を抜去しますので、まわりにある知覚神経にダメージを与えることがありますので、注意が必要です。 また最近では、硬化療法を併用するケースも増えています。 ●高位結さつ手術+硬化療法 静脈を引き抜くかわりに、弁不全をおこしている静脈と本幹(深部の静脈)の合流部を縛ったうえで、切り離してしまう治療法です。日帰り外来手術が可能です。最近では、硬化療法との併用が多く施行されています。 ●レーザー治療・弁形成術・内視鏡使用の手術 下肢静脈瘤のなかでも、もっとも軽いタイプの網目状・くもの巣状とよばれる静脈瘤に適してします。 しかし、治療施設や症例数もまだ少ないことや日本人の肌に合わないといわれていることから施行後に「火傷」のようになるケースもあるようです。施行成績はまだ一定しておらず、安定までにまだ時間を要するようです。不全弁を作り直す弁形成術や血管内視鏡を使う手術も同様です。 ●静脈内レーザー治療術(最新治療) 静脈内にレーザープローブを挿入し、静脈内側をレーザーで焼灼する高度な最新の手術方法です。 |