下肢静脈瘤広報センター

下肢静脈瘤の症状

初期のころは特に自覚症状が出ないため、入浴後に鏡を見て気付いたとか、家族に言われて知ったなど自分で気付かないことも多いようです。

下肢静脈瘤にはいくつかタイプがあり、血管が青筋だって見えるような、また赤紫色のくもの巣のように見え目立つため、見た目が気になるという方も多いと思いますが、このタイプの静脈瘤は軽症でむくむ、つるだるいなどの自覚症状を起こすことはないと言われているものの、見た目に派手というか見苦しいため、悪化しているのではないかと心配して受診をされる患者さんも多くいらっしゃるようです。

しかし、中にはくもの巣状静脈瘤があって、足がむくむ、つるといった症状を訴えられる方も多くいらっしゃいます。この場合、多くは下肢静脈瘤が原因ではなく、他の原因たとえば、整形外科的疾患、内科疾患や、単に運動不足や加齢による筋力低下からも引き起こされることもあります。ですので、血管外科を受診し外見上だけの問題であると診断されているようならば、血管に関しては異常がないため他の原因検索のために、他科を受診して相談すると良いと思います。

これに対し、くるぶしから足の付け根まで走る静脈もしくは、かかとから膝裏まで走る静脈を伏在静脈と言いますが、この静脈内の弁が壊れて起こるのが伏在型静脈瘤です。この静脈瘤の場合、初期だとこぶだけが目立ち自覚症状がないこともありますが、時間の経過と共に、徐々に進行すると足がつる、だるい、むくむといった症状が現れ、さらに進行することで、足に湿疹ができてかゆみが起こり炎症を繰り返すことで、色素沈着が起こります。

これらは血液の循環が悪いために起こりますが、この状態を長期間放っておくと、足の栄養状態がさらに悪化し皮膚が薄く弱くなっていきます。
ちょっとした事でも傷ができ治りにくくなり、結果として下腿潰瘍(ただれ(膝から下で特にくるぶし周辺))を起こすこともあります。
こうなってしまうと、ちょっとしたことで出血してしまい救急外来の受診が必要になることもあります。下肢静脈瘤を治療しない限り傷は治らず、仮に表面上傷が塞がってもすぐにぶり返します。
また細菌が感染しやすくなり、足全体が赤く腫れる蜂窩織炎や、黒くなってしまう足壊疽になってしまうこともあります。

命にかかわるような病気ではありませんが、放置することで徐々に進行する怖い病気です。

下肢静脈瘤の症状
  • 足の血管が浮き出て見える
  • 足がむくむ、痛む、だるい、重い、疲れやすい
  • 足に熱感があったり、しばしば足がつる(こむらがえり)
  • 足がかゆい、治りにくい湿疹がでたり皮膚が黒ずんでみえる
  • 足に潰瘍ができている(皮膚が破れて出血がある)

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