下肢静脈瘤Q&A
- 就寝中に脚がつることがあり、目が覚めることがよくあります。
- やはり、下肢静脈瘤を疑ってください
- あしにかゆみがあり、治りにくい湿疹ができます。何かのきっかけで、下肢からの出血の経験があります。
- この場合も、下肢静脈瘤を疑ってください
- エコノミークラス症候群には下肢静脈瘤があるとなりやすいですか?
- 飛行機は空高くを飛んでいるので、機内は砂漠以上に乾燥しています。そのため、長時間機内にいると脱水状態になり、血液は固まりやすくなっています。さらに、飛行機の狭い座席に長時間座り続けていると、下肢や骨盤の静脈内で血液が固まりやすくなり血栓が出来ます。立ち上がった際にこれが血流に乗って心臓から肺へと体内…
- 保険はききますか?
- ほぼすべての検査・治療に保険が適応されています。以前は保険外であったレーザー治療も保険で認められています。今現在でも保険適応外でのレーザー治療を行っている施設があります。たしかに日本で未認可である海外で発売間もない最新の器械を用いると、合併症が少なく良い治療であることが多いです。 しかし治療に際して…
- レーザー治療は入院が必要ですか?
- まったく必要ありません。現在局所麻酔のTLA麻酔という方法が主流になっており、手術後も足を動かすことができ、効き目も約半日ほど続くので、非常に楽に手術を受けられるようになりました。 非常にまれではありますが、局所麻酔アレルギーなどの方は入院した上で全身麻酔や下半身麻酔で静脈瘤を手術をする必要がありま…
- 誰でもレーザー治療が受けられますか?
- まれでありますが、レーザー治療の適応から外れる方がいます。 たとえば深部静脈血栓症(エコノミー症候群)の方や以前にこれを治療した経験のある方、また血液凝固異常(血友病や自己免疫疾患)の方、ステロイド薬・ホルモン剤・免疫抑制剤などを内服している方が当てはまります。また、静脈瘤が進行していくと血管が蛇行…
- 妊娠中ですが治療が受けられますか?
- 妊娠中におなかに胎児がいると静脈が圧迫されて、足から心臓に戻ってくる血流が戻りづらくなることがあります。このタイミングで下肢静脈瘤を発症してしまう方が多いです。ただ、出産してしまえば血流が元に戻ることも多く、また手術に使用する薬品での胎児への影響もはっきりと分かっていない部分も多く、妊娠中の治療は積…
- 現在妊娠3ヶ月です。静脈瘤がでているのですが、友達は出産したら消えるといいます。本当ですか?
- 静脈瘤は出産、特に初産後には軽減することも多いです。ただし、妊娠中は血栓ができてしまうことも多いので、弾性ストッキングの着用をお勧めします。
- 静脈瘤は腕にもできますか?
- 腕にも静脈が拡張して瘤状になることはありますが、その頻度は稀です。その部分に痛みがなければ経過を見て問題ないでしょう。腕を下げると重力で血管が拡張するのは正常のことです。
- 下肢静脈瘤と肥満は関係がありますか?
- 肥満だと静脈に負担がかかりやすいとの説もありますが、必ずしも因果関係はありません。
お問い合わせはこちら